パペットスンスンはクッキーモンスター/エルモに似てる?【違い・どっちが先・“パクリ”論を公式情報で整理】
SNSを中心に人気を集めるキャラクター「パペットスンスン」。その愛らしい姿を見て、
「セサミストリートのクッキーモンスターやエルモに似てる?」と感じた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、公式情報を基にパペットスンスンとセサミストリートのキャラクターの違いを比較し、「どっちが先に誕生したのか」「“パクリ”と誤解される理由は?」といった疑問を分かりやすく整理します。

先に結論:見た目は近いが“別作品”
パペットスンスンとセサミストリート(クッキーモンスター/エルモ)は一部の印象が似るものの、制作も世界観も異なる独立作品です。
2025年9月16日現在、公式な提携やコラボ発表は確認できません(PUPPET SUNSUN公式サイト・Sesame Workshop公式サイトの公開情報を確認)。
違いの要点(3つ)
- デザイン/ギミック:スンスンは目が固定。一方、クッキーは“ゴーグリーアイ”で目が独立に揺れ、表情の幅が広い。
- 初出年:スンスンは2019年にSNSで活動が確認されています。クッキーは1969年に『セサミストリート』で登場しました(原型は1966年)。
- 主媒体:スンスンはSNS/YouTubeが中心。クッキー/エルモはテレビ番組から人気が出ました(現在は各種配信サービスでも視聴可能)。
スンスン?
— 光寧ヒナタ🦊☀️ (@hinata_0908k) September 16, 2025
きみ
クッキーモンスターの子どもだよね?🙄 pic.twitter.com/s6bUNYDhuV
30秒で分かる要点比較
項目 | パペットスンスン | クッキーモンスター/エルモ |
作品系統 | オリジナル作品(PUPPET SUNSUN) | 『セサミストリート』(Sesame Workshop制作) |
---|---|---|
初出年 | 2019年(X/旧Twitterで確認) | 1969年(セサミ本編)。※クッキーの原型は1966年 |
主な媒体 | YouTube・SNS | テレビ/配信(PBS・Netflix ほか) |
目のギミック | 固定(ゴーグリーではない) | ゴーグリーアイで独立に揺れる |
年齢設定 | 「6才のパペット」(本人プロフィールより) | エルモは3歳半という設定 |
公式関係 | 相互のコラボ記載は未確認(2025/09/16時点) | 同左 |
根拠:スンスン公式Xプロフィール/初投稿、Sesame Workshop公式キャラクター紹介、Muppet Wiki/Wikipedia年表など。
パペットスンスンとクッキーモンスターの違いは?詳細比較
特に似ていると言われる両キャラクターについて、さらに詳しく比較してみましょう。
比較項目 | パペットスンスン | クッキーモンスター | 違いのポイント |
見た目 | |||
---|---|---|---|
毛の色 | 鮮やかな青 | ややくすんだ青 | 色味のトーンが異なる |
目のギミック | 固定されている | ゴーグリーアイ(左右が独立して揺れる) | 感情表現のギミックに大きな差 |
口の動き | パペットとして開閉するシンプルな構造 | クッキーを食べるための大きな演技 | 動きの演出意図が異なる |
キャラ設定 | |||
口癖 | 「スンスン」「~ですぞ」 | 「Me want cookie!(クッキー!)」 | キャラクターの象徴的な言葉 |
性格 | のんびり、マイペース | 食いしん坊、陽気 | 性格設定に共通点はない |
役割 | 友達との日常を描く物語の主人公 | 教育番組の住人として子供たちを楽しませる | 作品の目的が異なる |
クッキーモンスターの特徴を深掘り
比較の前提として、クッキーモンスターの独自性をより深く見ていきましょう。
ビジュアル/ギミック:豊かな表情を生む“ゴーグリーアイ”
クッキーモンスターの最大の特徴である“ゴーグリーアイ”は、左右の目が独立してコミカルに揺れ動くギミックです。これにより、驚きや喜びといった感情を豊かに表現します。また、クッキーを豪快に口へ詰め込む大きなアクションも、彼を象徴する演技の一部です。
キャラクター性:「Me want cookie!」と食いしん坊の記号
「Me want cookie!」という有名なセリフに代表される、クッキーが大好きな食いしん坊というキャラクターは、世界中で広く認知されています。この分かりやすい記号性が、教育とエンターテイメントが両立する番組の中で長年愛され続ける理由です。
メディアでの位置づけ:教育番組の主要キャラクター
クッキーモンスターは、米国の非営利団体Sesame Workshopが制作する教育番組『セサミストリート』の主要キャラクターです。番組が持つ「子どもたちを賢く、強く、優しく育てる」という目的の中で、重要な役割を担っています。
エルモとはどこが似ていて、どこが違う?
エルモとの比較では、主に「パペットであること」の共通点からくる雰囲気の類似性が指摘されます。
- 明確な違い: 体の色(スンスンは青、エルモは赤)、声質(エルモは特徴的なファルセットボイス)、年齢設定(エルモは3歳半)が大きく異なります。
- 似て見える点: 丸みを帯びたフォルム、ふわふわした質感、そして「幼い存在」を思わせるキャラクター性が、共通の愛らしい雰囲気を感じさせる要因と考えられます。
どっちが先?初出年を年表で確認
キャラクターの歴史を時系列で整理すると、「どちらが先か」は一目瞭然です。
年 | 出来事 |
1966年 | クッキーモンスターの原型(Wheel-Stealer)がCM用に制作される。 |
---|---|
1969年 | Cookie Monster として『セサミストリート』の本編に登場。 |
1980年代 | Elmo(エルモ)が脇役から番組の主要キャラクターへ。 |
2019年 | パペットスンスンがSNS(X/旧Twitter)・YouTubeで活動開始 |
2025年 | パペットスンスンが日本の地上波テレビ番組内で放送開始(『めざましテレビ』)。 |
「パクリ」なの?誤解が生まれる理由と権利の考え方
「似ている」という印象は時に「パクリでは?」という疑問につながりますが、これは一般論として慎重に考えるべき問題です。
著作権・デザインの一般論
単なるアイデア(例:「青い毛むくじゃらのキャラクター」)自体は著作権の保護対象とはならず、具体的なデザイン表現の創作性が問われます。
スンスンとクッキーモンスターは、目のギミックや全体のフォルムなど、キャラクターを構成する多くのデザイン要素が異なっています。
いくつになっても大好きなものは大好き❤スンスンもノンノンも😁可愛くて👍スンスン見てクッキーモンスターと言っているうちの旦那さんはダメ👎😤 pic.twitter.com/UXiQBiAwlF
— 花まま (@hanamama_115_2) September 7, 2025
なぜ誤解が生まれるのか?
「青い、もふもふしたパペット」という共通の印象が強いため、細部の違いに気づく前に「似ている」という感想が先行することが、誤解の主な理由と考えられます。
両者の背景にある「SNS発のキャラクター」と「テレビの教育番組発のキャラクター」という文脈の違いを理解することが重要です。
パペットスンスンとセサミの比較でよくある質問(FAQ)
Q. 公式コラボや関係はある?
A. 2025年9月16日現在、PUPPET SUNSUN公式サイトやSesame Workshop公式のキャラクター紹介ページなど、一次情報源において相互の協業に関する記載は確認できていません。
Q. スンスンは何歳?
A. 「6才のパペット」であると、本人の公式X(旧Twitter)プロフィールに明記されています。なお、性別に関する公式な言及は見当たりません。
Q. 結局、どっちが先に登場したの?
A. クッキーモンスターが先です。 1969年に『セサミストリート』で本編に登場しました(原型は1966年)。パペットスンスンは2019年からSNSで活動が確認されています。
まとめ:比較で分かるそれぞれの魅力と背景
パペットスンスンとクッキーモンスターは、一部の印象が似ているものの、デザインのギミック、キャラクター設定、そして誕生した時代背景まで全く異なる、それぞれが独立した魅力を持つキャラクターです。
- パペットスンスン: SNSを起点にファンとの交流を通じて成長してきた、デジタル時代のキャラクター。
- クッキーモンスター: 半世紀以上にわたり、テレビという媒体を通じて世界中の子どもたちに教育とエンターテイメントを届けてきた、歴史あるキャラクター。
それぞれのルーツを知ることで、なぜデザインが似て見えるのか、そしてどこに本質的な違いがあるのかが、より明確になるはずです。



